Q. モノをよく噛まないと歯並びが悪くなるって聞いたのですが?
はっきり言えば関係ないでしょう。
最近の子供は硬いものを食べなくなったから、あごが小さくなったとよく言われます。確かに柔らかい物を食べる頻度が多くなったことは事実でしょう。だからといって硬いものを食べていたら歯並びが良くなるわけではないです。
例えば、最近の若い人は足が長いですね。体型そのものが変わりました。あごの形も歯並びも同じようなことだと思います。日本人全体の生活習慣や環境の変化が一つの要因だと考えると理解しやすいと思います。
つまり、大きく見れば日本人全体が矯正治療の対象者になりつつあるということなのです。
Q. 管楽器を吹いているのですが、歯並びは悪くなりませんか?
世界的なトランペット奏者の歯並びは前歯のかみ合わせが浅く、前歯が直線的に並んでいる人が多いと聞いたことがあります。プロ野球選手の奥歯はガタガタだとも聞きますね。その道を究めた人の例は一般人には当てはまりません。趣味や部活の範囲内であれば問題は無いでしょう。
Q. 子供が吹奏楽部でサックスをやっています。支障はありませんか?
吹けますが強く歯に押しつけると、ブラケットが唇の裏に当たって痛いかも知れません。ようは慣れの問題だと思いますので、矯正治療中は管楽器が吹けないということはありません。
中には矯正治療をするなら吹奏楽部を辞めろなどと言う先生がいると聞いたことがあります。独りよがりの見解を押しつけるとんでもない話です。
Q. 矯正後、楽器が吹きやすくなったりしますか?
歯と歯の間に隙間があると空気がもれてしまいますので、きちんと隙間がなくなれば同じ感じで吹いても強く空気が吹けるようになります。
前歯がでこぼこだとマウスピースが安定せず吹きにくいこともあるでしょう。矯正後に上手になったという話は多く聞いたことがあります。
Q. 金属アレルギーでも矯正はできますか?
可能です。ブラケットは金属が使われていないセラミック、プラスチック、チタンなどを用いれば大丈夫です。
奥歯につける金属製のチューブも金属アレルギー専用のものがあります。一番の問題はワイヤーです。矯正治療時の金属アレルギーの大半は形状記憶の超弾性ワイヤーの主な原料の一つニッケルが原因です。
つまりこの超弾性ワイヤーが使えないことになりますが、別の種類のワイヤーがありますので治療自体は大丈夫です。多少、治療テクニックが違う面もありますので、かみ合わせの状態によっては治療期間がかかるかもしれません。また、ホワイトワイヤーは使用できなくなります。
Q. 笑うと歯茎が目立ってしまうのですが、矯正治療によって改善できますか?
こういったことを治すのが矯正治療です。
かなり難しい治療の一つですが、矯正専門医であれば治せませんということはありません。Jフック、ヘッドギア、ユーティリティアーチなどが従来の治療法でしたが、最近は矯正用インプラントを使用することでさらに効果的な治療結果が得られています。
あまりにも程度が厳しい場合は顎変形症として手術の適応になります。信頼できる矯正専門医の適切な判断が必要です。
Q. 月1回の診察は絶対にいかなきゃだめ?
必ずしも月1回とは限りませんが、定期的な診察に行かないと治療期間が長くなるだけの話です。しかも、良い結果も得られないでしょう。
主治医の指示をきちんと守り定期的な通院を行うことは絶対に必要なことです。これが守れないようでしたら、そもそも矯正治療をしないほうがましと言えます。
Q. 矯正中の人がよく付けている"ゴム"。何のために付けてるの?
顎間ゴムと言われる物です。かみ合わせの状態と目的により様々な付け方があります。良いかみあわせとは上下の歯がきちんとかみ合うことです。いくらきれいに並んでいても、上下が適切にかみあわなければ何の意味もありません。
ゴムをかけることで上下の歯並びを一体化させ、適切なかみ合わせを作る補助的な役目を果たします。使えば使うほど効果が出てきます。治療期間の短縮にもつながるので非常に大切なものです。
Q. 歯科矯正で顎関節症は治りますか?
顎関節症の原因は噛み合わせ、ストレス、歯ぎしり、姿勢、スポーツ、外傷などの多岐にわたり、それらの複合で発症すると考えられています。
例えかみ合わせが治っても、他の原因が解消されない限り治らないと言えます。しかし、噛み合わせが無関係とは言い難く、治した方が良いのは間違い有りません。
Q. 矯正装置が理由で面接を落とされることはあるの?
特に接客を重視する仕事の場合はあるでしょう。しかし、一般的な就職時に歯並びをきれいにするために努力していることがマイナス評価になることはないでしょうし、もしそのような会社があれば落とされて正解かも知れません。
その他のことで入社後に理不尽なことがあるかもと想像してしまいますね。
Q. 矯正装置をオシャレにすることはできるの?
ブラケットとワイヤーを止めておくゴムをカラーにすることを希望される患者さんもいます。例えば、季節ごとのイメージ、クリスマスカラー、ハロウィンカラーなどご自分でアレンジすることもできます。ブラケット自体が星形やハート型になっているものもあります。
しかし、欧米では見かけますが、あまり日本人で好む人は少ないようです。
Q. 矯正で歯にヒビが入るって聞いたのですが......
矯正治療による力でヒビが入ることはないと思います。可能性があるのはブラケットを外すときに無理な力をかけたときでしょう。
Q. 前歯だけがすきっ歯です。部分矯正はできますか?
問題有りません。部分矯正で対応できるでしょう。表側ブラケット裏側ブラケット、マウスピースなど治療法も選択できるでしょう。治療期間もそう長くはかからないと思いますので、事前に十分なカウンセリングが大切です。
Q. 口内炎ができやすいのですが...
噛み合わせが悪いと、舌や頬を咬んでしまったり、歯みがきがしにくく引っかいてしまったりすることから口内炎になりやすいと言えます。噛み合わせが落ち着かず寝ているときの歯ぎしりが原因で舌や頬を咬むこともあります。
Q.いつも顎に疲労感があります
いつも咬んでいるあごの位置に問題がある場合が考えられます。
本来、あごにとって楽な位置だとかみにくいので、無理なかみ方をしているので筋肉に疲労感が出る場合がありまます。特に、下あごが後方に引けているかみあわせの場合は要注意です。将来的に顎関節症になる可能性が考えられます。
一度、矯正治療を検討してみましょう。
Q.食事を「丸のみ」しちゃうことがあります
噛み合わせが悪く上下の前歯で物をかみ切れない場合は、「丸のみ」してしまう食べ方になってしまいます。物をすりつぶしたり、砕く役割の奥歯はかみ切ることが不得意な歯なのです。一度、矯正医までご相談することをお勧めします。
Q.うちの子、食事のスピードが遅いのですが......
噛み合わせが悪いと、なかなか飲み込めないので食事に時間がかかってしまいます。「丸のみ」してしまうか、時間がかかるかのどちらかの場合がほとんどです。特に時間がかかる場合は、噛み合わせの問題があることが多いでしょう。
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